プリント基板の断線修理 古いキーボード(楽器)の音が出ない!

プリント基板の断線修理コンピュータ関連
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今日、物置部屋のタンスの上に十数年置きっぱなしだったカシオのキーボードを引っ張りだしてきました。

さすがにどうかと思いつつ、電源を差してスイッチオン。

お、点いた。
音も出る。

だがしかし、1オクターブほどうんともすんとも言わない鍵盤がある。
そこから飛んだ先にももう一つ。

幸い他の機能的な部分においては問題なさそうだったので、
とりあえず分解して修理してみました。

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古いキーボードを分解

分解

これがホコリをかぶって眠っていたキーボード。(CASIO CTK-1000
一応箱に入れて保管しておいたのですが、それでも埃まみれです。

casio ctk-1000

裏面のおびただしい数のネジを緩め、中を開けます。

キーボード内部
筐体内部

やはりホコリが凄い。
でも基盤が埋まっているほどではないので・・・気づかなかった事にします。

そして勿論ですが、(写真中の)配線をくるんでいるスポンジ状のものに触れてはいけません。
きっと一瞬にして塵と化し、知らず知らずのうちに経過していた時間について直視せざるを得なく・・・なり・・・ます。

(遠い目)

・・・気を取り直して。

鍵盤部分をひっくり返し、裏側のビスを外します。
基盤の取り外し
寄ると埃まみれなのがよくわかってしまう。

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テスターで導通チェック

ビスを外したら、ひっくり返してテスターで導通チェックを繰り返す。
ちょっと怪しげな場所を発見。
見た感じパターンが途切れてはいないんだけど、経年劣化による腐食で若干もこもこしてました。

なので紙ヤスリで表面を綺麗に研磨してみる。

基盤を研磨

うまくいけば断線箇所が見えるかも、と思ったけど見た感じでは判別つかず。

結局怪しげな場所の外側を二カ所、銅箔がわずかに露出する程度に削った。

テテテテッテテ〜♪ ここでハンダ登場〜
ダイソーのハンダ

ダイソーのハンダ(1mm径)です。
しかし凄いね、最近の100円ショップは。
ハンダまで売ってるんだから。

細い導線をハンダ付け。
ハンダ付け

ダマになってるけど、一応付いているようなので良しとする。
勿論テスターで確認済み。

念のため上からセロテープでも貼ってやろう。
保護テープ
動かなければ大丈夫だろう。

さらに細かい部分でも

実はその他二カ所ほど断線している箇所があり、修復しなければなりませんでした。
しかも鍵盤のスイッチとなる導電性ゴムの周辺だったのでやりにくい事この上ない。

より細い導線として、使っていないイヤホンから適当な長さを切り出し。
イヤホンの導線

青くコーティングされているものを一本引っ張りだし、両端1cm位を紙ヤスリで剥いでハンダ付けしました。

ピンセットを使って注意深く作業。
結果、細かい作業に疲れすぎてここの写真を撮る事は忘れました。
ぐったり・・・
_(-ω- 」∠)_ ₎₎…

ボリュームのガリガリ音対策

ボリュームを動かすともの凄い大きさで

ガリガリガリっ・・・!

ってなるのでそれもケアしておきたい。

ボリューム部分の部品
ボリュームスイッチ

とは言っても接点復活剤がない。
代替品としてクレの5-56(無香性)を使いました。
5-56(無香性)

内部に軽くシュッとして左右に動かせばOK。
ガリガリ音も無くなりました。

※注意:普通の5-56はプラスチックなどの樹脂に強い攻撃性があります。基盤などには使用しないでください。

無香性の5-56はプラスチックにも使用可能、かつ接点復活剤としても一応使えるらしいので今回使ってみました。

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本当はクレの「コンタクトスプレー」というのがゴムやプラスチックにも使える接点復活剤とのこと。
(但しフィルムケーブルや導電性ゴムへの使用には適しません。)

コンタクトスプレー

一本あれば多分一生使えるでしょうね。

まとめ

と言う事で無事、修理する事が出来ました。
鍵盤を押したらちゃんと音は鳴るし、その他の機能も問題なく動作しました。
ホコリにまみれている事以外は完璧です。(笑

今日姪っ子から「キーボードが欲しい」と言うメールが来たのでした。

自分が学生時代に購入したもので、前述の通りカシオのCTK-1000というキーボード。
正直言って骨董品も良いとこ。

まだ姪っ子が小さい頃に「いつか貰いたい」という話があって、
捨てられる事なく今の今までずっとホコリをかぶって眠っていました。
(そんな姪っ子も今や高校生。時の経つ早さに唖然とします。)

実を言うと姪っ子の家にはアップライトのピアノがある。
もともとは実家にあったものを、姪っ子に使わせようと家から運び出しました。
今度はそれが妹の子供(姪っ子からみると従姉妹)のところに行くらしい。

その代わりにと連絡してきたわけです。

さすがに古すぎるし、
正直リサイクルショップに行ってもこれより新しい型の中古がほんの数千円、
いや下手したら数百円で売っていそうなものだけど・・・。

とは言え、もとの持ち主(自分)が若気の至りで購入したものの、本人に才能の欠片もなく、

「右手と左手が別々に動くなんてありえ〜〜〜ん!(怒号)」

と早々にしまわれてしまったかわいそうなキーボード。

長い年月を経て一応修理され、
弾かれるようになってほんのひと時でも楽器としての本分を全うできるのなら本望だろう。

たとえ三日で捨てられようとも成仏してくれるものと願いたい。(^^;

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