七百餘所神社(八千代市)へ寄り道 千葉ツーリング散歩

七百餘所神社 バイク(2輪もろもろ)
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「七百餘所神社(しちひゃくよしょじんじゃ)」と読むらしい。

八百万(やおよろず)とかの「八百」じゃないんだ、というのが最初の印象。
ちょっと控えめな感じがして面白い。

実はその先に「鴛鴦(おしどり)伝説」の正覚院鴛鴦寺があり、
そこへの道を調べている時に偶然発見、名前に目を引かれ立ち寄ってみました。

【汝殺すなかれ】おしどり伝説の残る鴛鴦寺(八千代市)へ 千葉ツーリング散歩
さてさて今回は「おしどり伝説」が伝えられるその名も鴛鴦寺。 正式名称は池証山正覚院鴛鴦寺。 あちこち行っているとですね、ちと変わった所や謂れ(いわれ)のある場所を探したくなるのです。 そんな中見つけたのが八千代市にあるというこのお寺。 面白...

不思議な体験?をした実に興味深い神社です。

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七百餘所神社

七百餘所神社(Google map)
さてこの七百餘所神社、印旛沼水系・新川と国道16号線に挟まれた場所にあり、
ご祭神は国常立尊で弘安年間(1278年~1288年)の創建と伝えられます。
名の由来は

  • 七百余の神々を祀る
  • 七百余の武士が自刃

などの説があるようですが詳細は不明。
というか七百余の武士が自刃ていうのはさすがに・・・ねぇ、結構な人数ですよ。(汗

ちなみに大正2年に著された『千葉県印旛郡誌』によると、古来「七百餘所大明神」と呼ばれていたそうですが、明治元年に「七百餘所神社」と改称したそうです。

16号線から米本交差点を南西方向に曲がり、しばらく南下すると到着です。

七百餘所神社 駐車場
七百餘所神社駐車場

駐車場横の入口
知らなければ絶対に気がつかない・・・
神社入口
入口

と思ったら正面の入口が別にありました。
正面の入口

由緒
当神社は第九十一代の御宇多天皇の弘安年中の創立御鎮座にして 明暦三年十月九日社殿を造立 宝永二年改造 往古七百余所大明神と称し来りしが 明治元年七百余所神社と改め 現本殿は明治十六年に 拝殿は明治三十二年に建設され今に至る。

(現地看板より)

あらためて正面から
神社入口

入ってすぐ右手に手水舎
手水舎

境内・周辺に数多くの石碑が立ち並ぶ。
石碑
石碑

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鳥居をくぐってすぐの狛犬
台座に天保六年の文字。江戸後期か。
狛犬

正面に目を向けて拝殿を見る
神社正面

拝殿と狛犬
こちらの狛犬は幾分新しい感じ。
拝殿と狛犬

向背の彫刻
向背の彫刻

鎖樋の甕に九曜紋と月星紋。千葉氏の由縁らしい。
なんかかっこいいよね。
鎖樋の甕

さて、回り込んで本殿へ
本殿
鉄製の門扉が意外にお洒落(?)。

本殿の屋根にも九曜紋と月星紋
九曜紋と月星紋

背面へと回り込んでみる
背面へ

土公神社と彫られた末社
土公神社

土公神(どくしん・どこうしん)とは、陰陽道における神の一人。土をつかさどるとされ、仏教における「堅牢地神」(けんろうちしん=地天)と同体とされる。地域によっては土公様(どこうさま)とも呼ばれ、仏教における普賢菩薩を本地とするとされる。

土をつかさどるこの神は、季節によって遊行するとされ、春はかまど(古い時代かまどは土間に置かれ、土や石でできていた)、夏は門、秋は井戸、冬は庭にいるとされた。遊行している季節ごとにかまどや門、井戸、庭に関して土を動かす工事を行うと土公神の怒りをかい、祟りがあるという。

また、土公神はかまどの神(かまど神)ともされ、かまどにまつり朝晩に灯明を捧げることとされる。この神は、不浄を嫌い、刃物をかまどに向けてはならないとされる。

(wikipedia 土公神より引用)

ほへ〜初めて聞いた。

石垣の上に石仏
石垣の石仏

実はこの石仏を撮り、液晶モニターで確認している時に面白いことが起きた。
起きた、と言うのは言い過ぎかな。そんな気がした、かな。

後ろにある本殿の方から肩越しになんか覗き込まれた(笑
なんか

のもぉ〜〜

って感じ。いや、声があるわけじゃないんです。その様子と言うか動きというか。
夏目友人帳じゃないけど何か見えないけどでっかい、薄く透けてる黒っぽいものが肩越しに覗き込んでくる感じ。
重さはないけど軽く圧を感じるというか。悪意は感じない。ただ興味を持って覗き込んできた感じ。

・・・なんかちょっと危ない人のような事を言ってますが、けっして怪しい人ではありません。引かないで(笑

基本的に自分はオカルト的なものには(どちらかと言うと)懐疑的。

でも極々たまに面白い事がある(気がする)。
今回は香取神宮のときと比べて「あ〜神格っていうのがあるとすればこう言う事かな」って思った。別に悪い意味じゃないけど。
(十分怪しい人だね、コレでは。)

閑話休題

その他の部分もご紹介。

摂社

拝殿を正面に見て左手には摂社。
摂社
(失礼だとは重々承知しているのですがこの形式の摂社を見る度に思ってしまうのです・・・アパートっぽくない?)

神楽殿

神楽殿

村上の神楽

神様(ウブスナ様)を祭るために、笛・太鼓の音楽にあわせて演劇性のある舞楽を奉納する、芸能のひとつです。

1月15日と10月9日の年2回、村上の七百餘所神社の神楽殿で行われています。両日共に2時ぐらいから演じられ夕方までかかります。十二座神楽と呼ばれていますが、今伝承されているのは9座だけです。神楽殿や奉仕者を祓い清める「修抜」、火吹男が神様を迎えるため掃除し、猿田彦が神様の道案内をして邪神を退散させる「座清め」、姫が宝物の玉を持って山神と舞い、そこに鬼が出てきて玉を取り、山神がそれを奪い返すという「玉取り様の舞」その他「翁の舞」、「種おろし」、「うずめの舞」、「湯巫女の舞」、「恵美須の舞」、「みかぼし」からなっています。

1月の祈年祭の時は、神楽が終わると神主が煮えたぎる湯を笹でかぶり、吉凶を占う「湯立て神事」が行われます。

(八千代市HP 指定文化財から引用)

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庚申塚

庚申塚
境内の一角に庚申塚。

大師堂

大師堂も。
大師堂

石仏群

道を挟んで石仏群がある
石仏群

小さな祠もあって、グーグルマップにある「白山大権現」の表記はこれのことかな。
白山大権現

まとめ

ひょんなことから立ち寄ってみた七百餘所神社。
境内はさほど広くはありませんが窮屈でもなく、なんか色んなものがぎゅっとあって濃密な感じでした。
石碑とか多いしね。

庚申塚がある南側には小さな道路をはさんで円墳があるようです。
塚のような、小山のような感じでした。

手入れも行き届いていて気持ちのよい場所です。
近くに行かれた方は是非。

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